こんにちは、toshiです。
今回ご紹介するのは「いわいとしお」さんの「100かいだてのいえ」シリーズ4冊。
この「100かいだてシリーズ」は、1階から100階までの家が舞台になっています。
数字の1から100まで。
幼児くらいだと、かずをおぼえる勉強にもなりますね。
それだけではなく、動物や虫も出てくるので、子供も知っているものが出てくると嬉しそうです。
絵がごちゃごちゃしていて、子供がつい細かい所までじっくり見たくなってしまう、そんな所がこの絵本の人気の理由かなと思います。
読み聞かせはもちろん、子供が自分でただペラペラめくって、絵を楽しむのにも最適な絵本ですよ。
普通の絵本はだいたいが「横開き」だと思いますが、この絵本は「縦開き」になっていて、この「いつもとは違う方向へ開く」という動作も、楽しさのひとつだと思います。
それでは、ひとつずつ紹介していきます。
もくじ
いわいとしおってどんな人?
引用:絵本ナビ より
1962年(昭和37年)愛知県西尾市吉良町に生まれる。
子供のころに母親から「もうおもちゃは買いません」と言われ、代わりに工作の道具や材料を与えられたことからものづくりに目覚める。
愛知県立西尾高等学校卒業。
筑波大学大学院芸術研究科 デザイン専攻 総合造形コース修了。
東京大学先端科学技術研究センター特任教授。
日本のメディアアーティスト。
読み聞かせ絵本「100かいだてのいえ」
引用:絵本ナビ より
2008年6月1刷
今では4冊出ている「100かいだて」シリーズの第一作目。
ある日、ほしをみるのが大好きな男の子のところへ
「ぼくは100かいだてのいえのてっぺんにすんでいます。あそびにきてください。」
という手紙が届きました。
男の子は、「誰からだろう?」と不思議に思いながらも、手紙に書いてあった地図を見ながら森の中を進んでいきます。
そこへ、突然現れたのが「100かいだてのいえ」。
男の子はおそるおそる入ってみることにしました。
100かいだてのいえのなかは、階段で上へ上へ上がっていくようになっています。
そして、10階ごとに住んでいる動物が変わります。
ひとつひとつの部屋をじっくり観察すると、とっても面白いですよ。
子供もこういう細々した絵、大好きですよね。
そして、とうとう100階に到着しました。
そこにいたのは一体・・・。
100という数字は子供にとって、「何だかすごい数」という感覚なようです。
「100かいだて」というだけで、ワクワクしますね。
読み聞かせ絵本「ちか100かいだてのいえ」
引用:絵本ナビ より
2009年11月1刷
こちらは第二作目。
「ちか」という事で、前作とは逆に下から上へめくって、下へ下へいきます。
お風呂がだいすきなクウちゃんという女の子がお風呂に入っていると、湯船の中から誰かが顔をひょっこりのぞかせました。
「クウちゃん、わたしのいえのちか100かいでこれからパーティーがあるの。あそびにこない?」
「いえのいりぐちは、みずうみのむこうのかざんのふもとよ。ぜったいきてね、まってるわ!」
と言って、消えてしまいました。
「なんだか面白そう」と思ったクウちゃんは、さっそくかざんのふもとへ向かいました。
すると突然、足を滑らせ地面の下へ滑り落ちてしまいました。
ここでは、土の中に住む動物や虫たちが中心に登場します。
中には、「えっ!!」と思ってしまうものも出てきますよ。
最後のちか100かいには、あの水辺に住む長生きで有名な生き物が・・・。
読み聞かせ絵本「うみの100かいだてのいえ」
![]()
引用:絵本ナビ より
2014年7月1刷
「うみの100かいだてのいえ」は、女の子が海へ落としてしまった人形が主人公です。
名前は「テンちゃん」。
海へ落ちて沈んでいくうちに、身に着けていたものすべて、服やアクセサリーはもちろん、なんと髪の毛までどこかへ行ってしまいます。
そして、不思議な泡の中に吸い込まれていきました・・・。
海へ落ちて沈んでいくので、下へ下へ進みます。
ここでも、海の生き物がたくさん登場しますよ。
我が家の一番のお気に入りは「イルカの郵便屋さん」
10階ごとに違う生き物が住んでいるのですが、各生き物ごとにひとつ、イルカマークのポストがあります。
それを探すのがとっても楽しいのです。
ポストに入っているお手紙には、イルカマークの切手も貼ってあるんですよ。

そして、各生き物の所で、テンちゃんの身に着けていたものが、見つかっていきます。
でも、すでに海の生き物達に使われていて、かわりのものをもらうことになります。
そんなテンちゃんの姿は、一体・・・。
そして、100階にいた海の生き物は何なのでしょうか。
たくさんの海の生き物と友達になれて良かったね、テンちゃん!!
読み聞かせ絵本「そらの100かいだてのいえ」♡
![]()
引用:絵本ナビ より
2017年8月初版1刷
「そらの100かいだてのいえ」はシジュウカラという鳥の「ツピくん」が主人公。
ある寒い雪の日のこと、お腹が空いたツピくんは、ひとつぶのひまわりの種を見つけました。
(これを埋めて育てれば、花が咲いて種がいっぱいできる)と考えました。
頭のいい鳥ですね。(笑)
そらなので上へ上へ登っていきますよ。
空のキャラクターは何がいるでしょうか?
皆さん想像してみて下さい。
ひまわりの種は、それぞれの階の住人に手伝ってもらいながら、芽を出し、だんだん成長していきます。
100かいにつく頃には、つぼみができるまでになりました。
さぁ、100かいにいたのは・・・。
最後、大きな大きなひまわりの花が咲き、その後種がた~くさんできて、無事仲間のシジュウカラ達とお腹いっぱい、ひまわりの種を食べることができました。
ツピくんは、またその種を植えて、さらにたくさん花を咲かせるつもりみたいですよ。
ほんと、頭のいい鳥ですね。(笑)
読み聞かせをした感想
正直読んでいても、子供は絵を見るのに夢中であまり聞いていません。(笑)
読んでいる途中でもページをめくろうとしたり、絵をじっくり見ていて「まだめくっちゃダメ」と言われます。
でも私はそれでいいと思っています。
読み聞かせをするのは「子供が本に興味を持つ」サポートだと思っていますから。
新しい「100かいだてのいえ」が出ているのを見た時は、迷わず買います。
絶対楽しいに決まってる。
子供は10階ごとに出てくるキャラクターをひとつずつじっくり見て、お気に入りのキャラクターを見つけます。
「うみの100かいだて」では「イルカさん」。
うちは女の子なので、やはり可愛い感じのが好きみたいです。
遠足で水族館にイルカのショーを見に行った思い出も強いようですね。
「そらの100かいだてのいえ」では、「オーロラさん」。
オーロラさんの、ひまわりを大きくする呪文、「オーラリラ~」が大のお気に入りです。
初め「オーロラって何?」と子供。
そうですよね、オーロラなんて今住んでいる地域では見れませんから。
そういう時は、画像を見せたり、どこでどんな風に見られるか一緒に調べたりします。
興味から始まった勉強は、とてもよく身につくと思います。

皆さんも、お気に入りのキャラクターや、セリフを見つけて楽しんでくださいね
この100かいだてを読んで以来、子供は自分で紙に「自分なりの100かいだて」を書いたりしています。
こういう発想に持っていくのも子供らしいですよね。
皆さんも、どんな100かいだてがあったら面白いか、親子で色々考えてみると楽しいですよ。
こちらのシリーズもおすすめですよ

